砥石の粒度
粒度は砥粒の大きさを表すもので「#120」のように表します。「#」の後の番号が小さい方が砥粒径が大きくなります。粒径は「16 / 粒度」でおおよその値を出すことができます。
粒径の大きい砥粒では、砥粒の突き出し量が大きいので、切り屑の排出性に優れていますが、砥粒一粒当たりの切込量が大きくなるので、破壊靱性値の低い材料ではチッピングが出やすく、面状態が粗くなります。逆に粒径の小さな砥粒は、砥粒の突き出し量が小さいので目詰まりしやすいですが、砥粒一粒当たりの切込量が小さいので、破壊靱性値の低い材料でもチッピングが出にくい傾向にあり、面状態も良好になります。被削材や結合剤の種類にもよりますが、セラミックス加工では#80〜#400程度が一般的に使用されます。
粒度 | 平均粒径[mm] |
---|---|
#40 | 0.4 |
#60 | 0.26 |
#80 | 0.2 |
#100 | 0.16 |
#120 | 0.13 |
#140 | 0.11 |
#170 | 0.09 |
#200 | 0.08 |
#230 | 0.07 |
#270 | 0.06 |
#325 | 0.05 |
#400 | 0.04 |
#600 | 0.03 |
#800 | 0.02 |