セラミックスとは?
セラミックスとは、昔は「粘土、又は粉末を焼いて固めたもの」でした。広い意味で陶磁器全般を指しますので、食器や湯呑みなどもセラミックスと言えます。近年では「無機化合物の成形体、粉末などの無機固体材料の総称」として使われています。シリコンなどの半導体もセラミックスと呼ばれることもあります。
単にセラミックスというとファインセラミックスのことを指す場合が多いです。ファインセラミックスとは「目的とする性質を得るために作られた材料」のことで、材料毎に様々な性質を持っていますが、共通しているのは「非常に硬く、加工が容易ではない」と言うことと、「非常に脆い」と言うことです。この「硬さ」と「脆さ」が加工を難しいものにしています。
この他の特徴としては、耐熱性や耐摩耗性に優れている、金属に比べて軽いが、プラスチックに比べて重い、などの特徴があります。
セラミックスは基本的にはダイヤモンド工具でなければ加工はできませんが、近年では超硬工具などで切削加工が出来る「マシナブルセラミックス」という材料もあります。
このサイトでは主にファインセラミックスについて書いてありますので、間違いのないようにお願いします。