平面研削

平面研削はあらゆる加工の基礎ともいえる加工方法で、ストレートタイプの砥石の外周部分を使用して研削していきます。砥石の回転軸に対して平行な方向にずらしながら加工していくトラバース加工と、ずらさずに加工するプランジ加工があります。砥石の厚さより研削面が広ければトラバース加工、狭ければプランジ加工にするのが一般的です。プランジ加工でも最終的にトラバース加工を行うことで、面粗さを向上させることもできます。

面研削では砥石の厚さが20mm〜50mm程度の厚い砥石を使用しますので、主に低切込、高送りで加工します。ダイヤモンド砥石で湿式加工を行う場合の周速度は、1200〜1800m/min前後が良いと言われていますが、クーラントの水圧が低い場合や被削材の種類によっては、下げた方が良い場合もあります。

平面研削

砥石の選定

大形の砥石を使用することが多いので、台金をアルミで作れるレジンボンドを使用するのが一般的です。良好な面粗さを得られるという理由もあります。面精度を重視する場合や、ドレスインターバルを長くとれるという理由から、ビトリファイドボンドを選択する場合もあります。

砥石の形状を少し複雑にしたい場合には電着砥石を使用します。形状ダレを気にせず加工でき、比較的安価で購入することができます。


メニュー
材料
工具
研削液
設備
加工方法