研削液の役割
研削液には大きく分けると4つの役割があります。
- 潤滑
- 冷却
- 洗浄
- 防錆
潤滑
潤滑は砥石と被削材との接触による摩擦を減らすことで、研削抵抗を減らしたり、熱の発生を和らげる効果があります。
冷却
冷却は砥石や被削材の温度上昇を防ぐことで、砥石の寿命を延ばしたり、砥石や被削材の熱膨張を防ぎ、高精度加工を維持する効果があります。
洗浄
洗浄は研削によって出た切り屑などを排出したり、その切り屑が砥石に付着しにくくすることで、研削能力を維持する効果があります
防錆
防錆は金属でできている加工設備の内部の錆びを防ぐことで、加工精度の維持や、設備の老朽化を防ぐ効果があります。